ADF(自動原稿送り装置)とは?原稿台との使い分けやメリット、選び方をわかりやすく解説!

ADF(自動原稿送り装置)とは?原稿台との使い分けやメリット、選び方をわかりやすく解説!
MJE 編集部

執筆・監修 株式会社MJE 「IT機器のお悩み解決コラム」編集部

当社は創業以来20年にわたり、複合機をはじめとするOA機器の提案を行ってきました。全国50,000社以上との取引実績と豊富な知見を活かして、皆さまのオフィスづくりに役立つ情報をお届けします。

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複合機やスキャナーのカタログを見ていると、よく目にする「ADF」という言葉。ADFとは、複数枚の原稿を1枚ずつ自動で読み取り部分へ送る「自動原稿送り装置」のことです。

ADFを使えば、コピーやスキャンをするたびに原稿を1枚ずつ置き直す必要がなくなるため、複数枚の書類を扱う業務を効率化できます。

しかし、「原稿台(ガラス面)とどう使い分ける?」「どんな原稿でも通せるの?」「自社にはADFが必要?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

この記事では、ADFとはどのような機能なのか、具体的なメリット、使う際の注意点、選ぶときのポイントまでわかりやすく解説します。

う〜ん……毎月、大量の請求書を1枚ずつガラス面に置いてスキャンしてるんだけど、フタの開け閉めだけで日が暮れちゃいそうビ……

それなら「ADF(自動原稿送り装置)」を使えば一発で解決しますよ!束でセットしてスタートボタンを押すだけで、何十枚もの書類を自動でスキャンしてくれるんです。今回はADFの正しい使い分けや、ミスなく快適に使うための選び方を解説しますね!

ADF(自動原稿送り装置)とは?複数枚の原稿を自動で読み取れる装置

ADFは「Automatic Document Feeder」の略で、日本語では一般に「自動原稿送り装置」と呼ばれます。複合機やスキャナーなどに複数枚の原稿をまとめてセットすると、1枚ずつ自動で読み取り部分へ送り出してくれる装置のことです。

主にコピー・スキャン・FAX送信といった、複数枚の書類をまとめて読み取る業務で活躍します。

たとえば20枚の書類をスキャンする場合、原稿台(ガラス面)を使うと1枚ずつ手作業で原稿を入れ替える必要がありますが、ADFを使えば一括でセットして完了を待つだけです。契約書や申込書、社内資料など、ページ数の多い紙文書をコピー・電子化する業務の効率化に欠かせません。

ADFと原稿台(ガラス面)はどう使い分ける?

ADFと原稿台(ガラス面)はどう使い分ける?

ADFと原稿台は、どちらも原稿をスキャン・コピーするための場所ですが、セットする原稿や用途によって使い分けると便利です。

ADFは複数枚の定型原稿向け

ADFは、A4など決まったサイズの紙を複数枚まとめて読み取る場合に適しています。たとえば請求書を30枚スキャンする場合、ADFなら原稿を一括でセットして自動処理できるため、手作業で入れ替える手間がかかりません。

ただし、対応できる紙の厚さやサイズには制限があるため、どんな紙でも通せるわけではない点に注意が必要です。

原稿台は本・冊子や傷みやすい原稿向け

原稿ガラスの上に直接置くため、本やカタログなどの製本された資料、変形サイズの用紙の読み取りに適しています。

また、古い書類や写真など、給紙時の紙詰まりで傷ませたくない貴重な原稿を保護する際にも有効です。

「複数枚の一般的な書類はADF」「ADFに通せないものは原稿台」と覚えると使い分けやすいビ!

ADFにはどんな種類がある?

ADFにはどんな種類がある?

ADFは、原稿の「片面」か「両面」か、また「両面をどう読み取るか」によって大きく3つのタイプに分かれます。

  • 片面読み込みタイプ
    セットされた用紙の「片面」を1枚ずつ順番に読み込むタイプ
  • 反転両面読み込み(RADF / ARDF)
    装置の中で紙をぐるりと裏返し、表面と裏面を順番に読み取るタイプ
  • 両面同時読み込み(1パス両面ADF)
    紙を1回通すだけで、表面と裏面を同時に読み取る最もスピーディーなタイプ

どのタイプのADFが搭載されているかは、複合機の年式やオプションによって異なります。

片面読み込みタイプだと、片面だけの書類をコピー・スキャンするなら十分重宝しますが、両面原稿の場合は手作業で裏返して再度セットする必要があります。

両面書類をよく扱うなら、非常にスピーディーな「両面同時読み込み(1パス両面ADF)」がおすすめです。紙を反転させる動作がないため読み取り速度が非常に速く、紙詰まりのリスクや動作音も抑えられます。

ADFを使う3つのメリット

ADFを使う3つのメリット

ADFを導入する最大のメリットは、大量の書類を扱う際の手作業と所要時間を大幅に削減できる点です。

1| 大量の書類(両面含む)を手間なく一気に処理できる

原稿台(ガラス面)を使う場合、1枚読み取るごとにフタを開けて原稿を入れ替える必要があります。ADFなら束でセットしてスタートボタンを押すだけなので、読み取り中にほかの業務を進められ、作業効率が大きく向上します。

さらに、両面読み込みに対応したADF(特に両面同時読み込みタイプ)を使えば、裏返す手間が一切かかりません。

日常的に数十枚の資料をコピー・スキャンする職場ほど、作業効率への効果を感じやすいでしょう。

2|ページの順番ミスや読み飛ばしを防げる

手作業で1枚ずつセットしていると、途中で「順番が入れ替わる」「同じページを2回スキャンする」「1枚飛ばしてしまう」といったミスが起こりがちです。

ADFを使えばセットした順番通りに自動で1枚ずつ読み取られるため、スキャンやコピーの失敗(ミスプリント)を防止できます。

3|ペーパーレス化(PDF化)がスムーズに進む

過去の紙文書や日常の申込書などをまとめてスキャンし、一発で複数ページのPDFデータに変換できます。

複合機の「メール送信機能」や「フォルダ共有機能」と組み合わせることで、社内の情報共有やペーパーレス化が格段に進みます。

ADFを使うときの注意点

ADFを使うときの注意点

ADFは非常に便利ですが、どのような紙でも通せるわけではありません。適さない原稿を無理に通すと、紙詰まりや原稿の破損、機器の故障につながるため注意が必要です。

ADFで使用できない・注意すべき原稿

  • 製本された原稿(本・冊子・カタログ)
    ページが固定されているため構造上通せません。無理に入れず原稿台を使いましょう。
  • ホチキス・クリップ・付せんがついた紙
    内部を傷つけたり故障の原因になります。必ず事前にすべて外してからセットします。
  • 破れ・折れ・シワ・カールがある紙
    搬送途中で引っかかり、紙詰まりを引き起こします。特に貴重な書類は原稿台を使うのが安全です。
  • 極端に厚い紙・薄い紙(カード類やレシートなど)
    機種ごとに対応できる紙の厚さが決まっているため、規格外の紙はうまく搬送されません。

「形状が特殊なもの」「金具がついているもの」「傷みやすいもの」は無理にADFを通さず、原稿台で読み取るのが基本です。

ADFはどんな場合に必要?必要なケースと優先度が低いケース

ADFはどんな場合に必要?必要なケースと優先度が低いケース

ADFが必要かどうかは、日常的に扱う「原稿の量」と「種類」で判断できます。

ADFが必要なケース(優先度:高)

複数枚の書類を頻繁にコピー・スキャンする

請求書や会議資料など、日常的に数枚〜数十枚単位の紙を扱う場合は、ADFの利用価値が高くなります。手作業での入れ替えがなくなり、作業時間を大幅に短縮できます。

両面の書類を定期的に電子化する

両面印刷の契約書や申込書が多い場合は、両面対応のADFを選ぶことで、裏返す手間を完全にゼロにできます。

ADFの優先度が低いケース(優先度:低)

1回の処理が1〜2枚程度で済む

たまに1〜2枚スキャンする程度であれば、原稿台で手動対応しても作業量に大きな差はありません。

本・冊子・変形サイズの資料が中心

ADFに通せない原稿がメインの場合は、原稿台しか使わないためADFのスペック(処理速度や最大セット枚数)にこだわる必要性は低くなります。

ADF付き複合機を選ぶときの4つのチェックポイント

ADF付き複合機を選ぶときの4つのチェックポイント

ADFは単に「ついているか」だけでなく、自社の業務量や原稿の種類に合ったスペックを備えているか確認することが大切です。

1|最大セット枚数(普段扱う書類の量に合っているか)

一度にセットできる枚数は、機種によって数10枚〜100枚以上と大きく異なります。

頻繁に大量のスキャンを行う場合、セット枚数が少ないと途中で紙を補充する手間が増えてしまうため、普段扱う資料の束(枚数)を基準に選びましょう。

2|読み取り速度(「ipm」や「枚/分」の数値)

大量の紙文書をスキャンする業務では、読み取り速度が作業効率を左右します。

製品仕様では「ページ/分」や「ipm(1分あたりの読み取り面数)」などで表示されています。確認する際は、カラー・モノクロや片面・両面によって速度が変わる点にも注意しましょう。

3|対応する用紙サイズと厚さ(坪量)

ADFごとに、読み取れる原稿サイズや紙の厚さが定められています。

A4だけでなくA3原稿も通すか、名刺・伝票・厚紙などの特殊な紙を扱うかによって選ぶ機種が変わります。対応サイズだけでなく、扱える「坪量(紙の厚さ)」も必ずスペック表で確認しましょう。

4|両面読み込みの方式(反転式か、同時式か)

両面書類をよく扱うなら「反転両面読み込み」や「両面同時読み込み(1パス両面ADF)」に対応している複合機がおすすめです。

原稿を裏返すタイムロスがないため、通常の「反転読み込み式」に比べてスピードが格段に上がり、紙詰まりのリスクも軽減できます。

まとめ|ADFは複数枚の原稿を効率よく読み取るための装置

ADF(自動原稿送り装置)は、複数枚の書類をまとめてセットし、自動でスキャンやコピーを行える便利な機能です。原稿台(ガラス面)のように1枚ずつ入れ替える必要がないため、日常的に大量の書類を扱うオフィスでは、業務効率化に欠かせない存在と言えます。

ただし、ADFなら何でも同じというわけではありません。

  • セットできる最大枚数や読み込み速度
  • 対応する紙のサイズ・厚さ
  • 両面読み込みの方式(反転式か、同時式か)

複合機を選ぶ際はADFを付けるかどうかだけで判断せず、普段扱う原稿の枚数や種類、片面・両面の利用頻度まで考えたうえで、自社の働き方にベストマッチする一台を選びましょう。

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  • 「自社の業務量だと、片面読み込みで十分?それとも両面同時読み込みが必要?」
  • 「自社で扱う特殊な用紙サイズに対応しているか確認したい」

ADF対応の複合機選びでお悩みなら、ぜひビズオールにご相談ください。ビズオールでは、お客様の普段の印刷枚数や扱う書類の種類、ご予算を丁寧にヒアリングし、最も業務効率が上がる最適な1台をご提案いたします。

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