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執筆者・監修情報株式会社MJE 「OA機器のお悩み解決コラム」編集部
株式会社MJEは、創業から20年以上にわたり、複合機・ビジネスフォン・PC・ネットワーク機器など、法人向けOA機器の導入を支援してきました。全国50,000社以上との取引で培った知見をもとに、オフィス機器の選び方や導入時の注意点、業務環境づくりに役立つ情報をお届けします。
>> 企業情報はこちら複合機・コピー機の導入で、こんなお悩みはありませんか?
数あるメーカーのなかでも、東芝の複合機・コピー機は、省エネ性能、セキュリティの高さ、堅牢な設計といったバランスのとれた製品で、多くの企業から選ばれています。
本記事では、東芝の複合機の特長やメリット・デメリット、代表機種の価格帯、向いている企業のタイプまでわかりやすく解説します。
複合機の見直しによってコスト削減や業務効率化を図りたい方は、ぜひ参考にしてください。
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目次

東芝の複合機事業は、東芝の連結子会社である「東芝テック株式会社」が担っています。東芝テックは、オフィス機器や流通ソリューションに強みを持ち、複合機・コピー機のほか、POSシステムなどビジネスを支える幅広い製品を展開しています。
東芝の複合機は、省エネ性能・クラウド対応・直感的な操作性など、オフィスの生産性向上を支える機能が搭載されています。
特に、印刷待機時の電力消費を抑える定着技術や、操作画面のカスタマイズ性の高さは、東芝複合機の魅力の一つです。
また、ICカード認証などのセキュリティ機能も充実しており、機密情報を扱う環境でも安心して使える設計となっています。全国対応の保守サポート体制も強みで、長期利用にも耐えうる堅牢な構造と高いメンテナンス性から、多くの法人ユーザーに選ばれています。
東芝テックの複合機事業は、1950年の設立以降、省エネ・環境配慮・高い業務効率性を追求し続けてきました。特に世界初のIH定着器や、印刷物を消して再利用できる「Loops」など、独自の技術開発に取り組み、業界に新しい選択肢を提供してきました。
以下に、東芝の複合機事業における主要なトピックをまとめました。
| 年 | 出来事・革新の歩み |
|---|---|
| 1950年 | 東京芝浦電気(現・東芝)の大仁工場が独立し、「東京電気器具株式会社(現・東芝テック)」設立 |
| 1994年 | 東芝からファクシミリとレーザープリンタ事業を移管、事業を一本化 |
| 1999年 | 東芝から複写機事業を譲り受け、「東芝テック株式会社」に商号変更 |
| 2000年 | 世界初のIH定着器を開発。省エネ・高速ウォームアップを実現 |
| 2003年 | カラー複合機「e-STUDIO 3511/4511」発売。モノクロ機の使い勝手を継承しカラー対応 |
| 2004年 | 消せるトナー「e-blue」対応のe-STUDIO 350EBを発売 |
| 2006年 | 高画質対応カラー複合機「e-STUDIO 3150c」発売 |
| 2009年 | 複写機の累計生産台数が750万台を突破 |
| 2013年 | 印刷物を消して再利用できるペーパーリユースシステム「Loops」発売 |
| 2017年 | 「消す印刷」と「残す印刷」を1台に搭載したハイブリッド複合機「Loops LP35/45/50」発売 |
| 2021年 | 複合機事業部を「ワークプレイス・ソリューション事業本部」へ改称、オフィス全体の課題解決へシフト |
長い歴史のなかで、東芝は省エネ・セキュリティ・操作性の技術を高め、今もなお複合機の進化に貢献し続けています。

長年の技術開発で培ったノウハウに加え、時代に合わせた省エネ性能やクラウド対応も充実。業務の効率化とコスト削減を両立したい企業にぴったりです!
東芝テックは2024年7月、リコーとの合弁会社「ETRIA(エトリア)」を設立し、複合機の開発・生産体制を強化しました。
ただ、複合機のブランドはこれまで通り、東芝は「e-STUDIOシリーズ」、リコーは「RICOH IM Cシリーズ」としてそれぞれ展開されています。

ここでは、東芝複合機の主なメリットをご紹介します。
東芝は、2000年に世界で初めて「IH(誘導加熱)定着技術」を複合機に採用しました。
この技術により、複合機のウォームアップ時間が大幅に短縮され、待機中の消費電力も抑制。さらに、低温で定着できる専用トナーとの組み合わせにより、印刷時のエネルギー効率もより高くなっています。
複合機は毎日使う機器だからこそ、省エネ性能はランニングコストに影響します。電気代や消費電力を抑えながら使いたい企業にとって、東芝の省エネ技術は注目したいポイントです。

コピー機は待機時やウォームアップ時にも電力を消費するため、こういう工夫は嬉しいポイントですね!

東芝の複合機には、スマートフォンのように直感的に操作できるタッチパネルが搭載されています。アイコンや画面構成が分かりやすく、初めて使う人でも必要な機能を探しやすい設計になっています。
また、東芝独自の「e-BRIDGE Next」プラットフォームにより、業務内容や部署に合わせて画面構成をカスタマイズできます。例えば、営業部ではスキャン機能、総務部ではコピーやFAX機能を優先的に表示するといった設定が可能です。
よく使う機能をすぐに呼び出せるようにしておくことで、操作にかかる時間を減らし、日常業務をスムーズに進めやすくなります。複合機を使う従業員が多いオフィスや、部署ごとに使う機能が異なる企業にとって、使いやすさを高めやすい点がメリットです。
東芝の複合機は、ICカード認証やパスワード印刷、データ自動削除など、情報漏えいリスクの低減に役立つセキュリティ機能を備えています。機密書類や個人情報を扱うオフィスでも、印刷物の取り違えや不正利用を防ぎやすい点がメリットです。
特にICカード認証は、利用者を識別したうえで印刷やスキャンなどの操作を行えるため、誰がどの機能を使えるかを管理しやすくなります。印刷データを送信した本人が複合機の前で認証してから出力する運用にすれば、印刷物の放置や取り違えの防止にもつながります。
また、一部のモデルでは、国際的な情報セキュリティ評価基準である「ISO/IEC 15408」の認証を取得しています。第三者機関による評価を受けている点も、セキュリティを重視する企業にとって確認しておきたいポイントです。

どんな製品にも一長一短があるように、東芝の複合機にも注意しておきたいポイントがあります。
ここでは、導入前に知っておきたい2つのデメリットをご紹介します。
東芝の複合機は、日常業務で使う文書出力や社内資料の印刷には十分な画質を備えています。一方で、デザイン制作や広告物の出力など、色の再現性や細かな階調表現が求められる業務では、他メーカーのほうが適している場合もあります。
例えば、富士フイルムやコニカミノルタは、カラー印刷やグラフィック表現に強みを持つメーカーとして比較されることがあります。写真や販促物、デザイン性の高い資料を頻繁に印刷する企業では、印刷品質を重視してメーカーを選ぶことが大切です。
一方で、東芝の複合機は、省エネ性能や操作性、セキュリティ機能などのバランスに強みがあります。高精細なカラー印刷を最優先するのではなく、日常業務での使いやすさやコストパフォーマンスを重視する企業にとっては、検討しやすいメーカーといえるでしょう。
リコーやキヤノン、富士フイルムなどの大手メーカーと比べると、東芝の複合機は、オフィス向け複合機メーカーとしての認知度がやや低いと感じる方もいるかもしれません。
東芝って複合機あったんやな。見たことない
— ひ (@ammichimot) May 19, 2023
すまん、東芝が複合機をつくってたのを知らなかった。> リコー・東芝、複合機統合へ デジタル化で市場縮小(時事通信) https://t.co/S6QS0nQpDH
— SEAHAL(Ja) (@SeahalJa) May 18, 2023
#wbs 東芝の複合機って見たことがない。
— せな (@sena7) May 19, 2023
ただし、メーカーの知名度と製品の使いやすさや機能性は、必ずしも比例するわけではありません。東芝の複合機は、省エネ性能や操作性、セキュリティ機能などに強みがあり、コストパフォーマンスを重視する企業にとっては比較する価値があります。
導入時は、ブランドイメージだけで判断するのではなく、自社の利用目的や月間印刷枚数、必要な機能、保守体制まで含めて総合的に比較するとよいでしょう。
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東芝の業務用複合機の価格は、機種や印刷速度、搭載機能によって大きく異なります。オフィス向けのスタンダードモデルから、高速出力・大容量対応の上位モデルまで幅広いラインナップが用意されています。
代表的なモデルの価格帯は以下のとおりです。
| 機種名 | 印刷速度(カラー/モノクロ) | 本体価格(税抜) |
|---|---|---|
| e-STUDIO2525AC | 25枚/分 | ⇒お問い合わせ |
| e-STUDIO2021AC | 20枚/分 | ⇒お問い合わせ |
| e-STUDIO2329A(モノクロ機) | 23枚/分 | ⇒お問い合わせ |
東芝の複合機は「高性能な分、価格も高そう」と感じられる方もいるかもしれません。
しかし実際には、100万円を下回るモデルも多く、必要な機能を絞って選べば、中小企業や小規模オフィスでも導入しやすい価格帯です。
また、複合機の導入コストは本体価格だけでなく、リース契約やカウンター料金といった維持費も含めた「トータルコスト」で比較することが大切です。


アメリカの調査会社IDCによると複合機・コピー機の世界シェアランキングは、以下の通りです。
※国内市場シェアの公式な調査はないようです。

| 順位 | メーカー名 | 出荷台数シェア |
|---|---|---|
| 第1位 | キヤノン | 18.6% |
| 第2位 | リコー | 15.2% |
| 第3位 | コニカミノルタ | 13.3% |
| 第4位 | 京セラ | 10.0% |
| 第5位 | シャープ | 8.3% |
| 第5位 | 米HP | 8.3% |
| 第7位 | 富士フイルム | 7.9% |
| 8位以下 | その他 | 18.4% |
この統計では、東芝の複合機は「その他」のカテゴリーに分類されています。
そのため、キヤノン・リコー・コニカミノルタといった大手メーカーと比べると、世界シェアでは存在感が小さいのが現状です。
東芝の複合機は、ICカード認証やデータ暗号化、使用後のデータを自動的に消去する機能など、多層的なセキュリティ対策を備えており、社内の情報管理を重視する環境でも安心して利用しやすい設計となっています。
Microsoft 365やGoogle Workspaceなどのクラウドサービス、社内の認証システムとの連携にも対応しており、セキュリティ面を重視する企業でもスムーズに導入・運用しやすい仕様となっています。
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東芝の複合機・コピー機は、次のような企業に特におすすめです。
東芝の複合機は、独自のIH定着技術と低温トナーの採用により、印刷時や待機時の消費電力を抑えやすい点が特徴です。日常的に複合機を使うオフィスでは、こうした省エネ性能がランニングコストの削減につながる可能性があります。
また、使用状況に応じて電力を制御する省エネモードにも対応しています。使わない時間帯にはスリープ状態へ移行し、無駄な待機電力を抑えられるため、日々の業務の中で節電に取り組みやすいでしょう。
「電気代を少しでも抑えたい」「環境配慮に取り組みたい」「省エネ性能も含めて複合機を比較したい」という企業にとって、東芝の複合機は検討しやすいメーカーです。
東芝の複合機は、ICカード認証、データ暗号化、オーバーライト機能など、情報漏えいリスクの低減に役立つセキュリティ機能に対応しています。機種や構成によってはオプション扱いになる機能もあるため、導入時に必要な機能を確認しておくことが大切です。
ICカード認証を活用すれば、印刷した本人が複合機の前で認証してから出力する運用ができます。印刷物の取り違えや放置を防ぎやすくなるため、顧客情報や機密文書を扱うオフィスでも導入を検討しやすいでしょう。
また、データ暗号化やオーバーライト機能により、複合機内部に残るデータへの対策もしやすくなります。情報管理への意識が高い企業や、セキュリティ基準を重視する業務では、こうした機能の有無を確認しておきたいところです。
なお、一部のモデルでは、国際的な情報セキュリティ評価基準である「ISO/IEC 15408」の認証を取得しています。セキュリティ面を重視して複合機を選ぶ場合は、対象モデルや対応機能を事前に確認しておくと安心です。
東芝の複合機は、Microsoft 365やGoogle Workspaceなどのクラウドサービスと連携できる機能に対応しています。スキャンした書類をクラウド上に保存したり、社内で共有したりしやすくなるため、紙中心の業務を見直したい企業に向いています。
例えば、請求書や契約書、社内申請書などをスキャンしてクラウド上で管理すれば、書類の保管や共有にかかる手間を減らせます。テレワーク中の従業員ともデータを共有しやすくなるため、オフィス外からの確認作業や承認フローにも対応しやすくなります。
「ペーパーレス化を進めたい」「書類管理を効率化したい」「テレワーク環境でも紙の情報を扱いやすくしたい」といった企業にとって、クラウド連携に対応した東芝の複合機は検討しやすいメーカーです。
この記事では、東芝の複合機・コピー機の特徴やメリット、デメリット、向いている企業について解説しました。
東芝の複合機・コピー機は、省エネ性能、セキュリティ機能、クラウド連携など、現代のオフィスで求められる機能をバランスよく備えています。特に、ランニングコストを抑えたい企業や、情報管理を重視したい企業、ペーパーレス化を進めたい企業にとって、比較しやすいメーカーです。
今回の記事のポイントは、以下の通りです。
・独自のIH定着技術と低温トナーにより、省エネ性能に強みがある
・ICカード認証やデータ暗号化など、情報漏えい対策に役立つ機能に対応している
・Microsoft 365やGoogle Workspaceなどのクラウドサービスと連携できる機能に対応している
・高精細なカラー印刷を重視する場合は、他メーカーと比較して検討する必要がある
・省エネ性、セキュリティ性、クラウド連携を重視する企業に向いている
複合機を選ぶ際は、本体価格だけでなく、維持コスト、設置スペース、操作性、セキュリティ機能、保守体制まで含めて比較することが大切です。
自社の業務内容や利用環境に合ったモデルを選ぶことで、日々の業務効率を高めながら、無理のないコスト管理にもつなげやすくなります。
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