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執筆・監修 株式会社MJE 「IT機器のお悩み解決コラム」編集部
当社は創業以来20年にわたり、複合機をはじめとするOA機器の提案を行してきました。全国50,000社以上との取引実績と豊富な知見を活かして、皆さまのオフィスづくりに役立つ情報をお届けします。
>> 企業情報はこちらこういった声は、中小企業のIT担当者からよく聞こえてきます。
ここ数年、大手企業に侵入するための踏み台として中小企業が狙われるサプライチェーン攻撃が目立って増えてきました。サイバーセキュリティは、もう「大企業だけの問題」ではありません。会社の規模に関係なく、経営として向き合わなければならないテーマです。
限られた予算で効果的な対策を取るには、見積書の中身を正しく読み解くことが大切です。
この記事では、2026年時点のUTM導入にかかるリアルな相場感をお伝えします。自社に合った費用感でセキュリティ環境を整えるための判断材料として、ぜひ参考にしてください。
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目次

UTMの見積額は、機械の値段だけではありません。「ハードウェア」「ライセンス」の2つに分けて見ていくと、提示された金額が高いのか安いのか、冷静に判断しやすくなります。それぞれどんな費用なのか、どこにお金をかけるべきなのかを整理していきます。
ハードウェア代金は、社内ネットワークとインターネットの境界に置く物理的な機器の購入費です。UTMはファイアウォール、アンチウイルス、不正侵入防御(IPS)、Webフィルタリングといった複数のセキュリティ機能を1台にまとめて動かす仕組みなので、中身にはそれなりの処理能力を持ったCPUやメモリが積まれています。
ハードウェアの値段を大きく左右するのが「スループット(データ処理能力)」と「同時接続セッション数」の2つ。社内のPCやスマートフォンが一斉にネットにつながり、大きなデータをやり取りしても通信が詰まらずに検査し続けるには、それだけ高性能なハードが必要です。処理の上限が高いモデルほど値段も上がるので、自社の通信量に見合ったスペックを見極めることがコスト最適化の出発点になります。
UTMの中で動いているセキュリティ機能は、買って設置したら終わり、というものではありません。世界中で日々何万種類もの新しいマルウェアや攻撃手法が生まれており、それを見つけてブロックするには「シグネチャ」と呼ばれる脅威定義ファイルを常に最新に保つ必要があります。このアップデートと各機能の利用権を維持するための費用がライセンス料です。
ライセンスが切れたUTMは、新しい脅威を素通りさせてしまう、ただのネットワーク機器になります。だから通常、1年〜5年単位でのライセンス更新が避けられないランニングコストです。業者によっては、本体はリース契約なのにライセンス料だけ月額サブスクリプションで別請求、というケースもあります。
ちなみに弊社の場合は本体価格に契約期間分のライセンス料が含まれているため、後から追加費用がかかることはありません。導入時点でトータルコストを把握しやすい料金体系になっています。

見積書をチェックするときは、「ライセンス料が本体価格に含まれているか、別途かかるか」を必ず確認しましょう。ここを見落とすと、数年後に想定外の出費が発生します。


UTMの導入には「リース」「レンタル」「購入」の3パターンがあり、月々の支払い方や資産の扱いがまったく違います。いま中小企業で主流のリース契約を軸に、自社のキャッシュフローや財務方針に合った選び方を見ていきます。
中小企業で一番多く選ばれているのがリース契約です。リース契約の場合、月額8,000円〜40,000円くらいに収まるケースが大半で、まとまった初期費用なしで最新のUTMを入れられるのが大きな利点です。
リースは5〜7年の長期契約が一般的で、月々のリース料は全額経費計上できるため、予算管理がしやすくなります。動産総合保険がついているため、落雷や火災で機器が壊れても安心です。
ただし、途中解約は原則できず、やむを得ない場合は残額の一括払いが必要になる点は押さえておきましょう。腰を据えて事業を続け、一定のセキュリティレベルをキープしたい企業には一番向いている選択肢です。
レンタルは月額7,000円〜50,000円程度が相場です。リースと同じく初期費用を抑えられるうえ、機器の所有権はレンタル会社にあるため、自社で資産計上する手間がなく、サービス利用料として経費処理しやすいのがメリット。故障時の代替機交換などの保守が基本料金に含まれるパッケージも多くあります。
一方で、レンタル品が必ず新品の最新機種とは限りませんし、契約が長くなると支払総額がリースや一括購入を超えて割高になりがちです。弊社では現在レンタルは扱っていませんが、中小企業が長く安定したセキュリティ環境を作るなら、トータルコストで有利なリース契約か一括購入をおすすめしています。
一括購入の導入相場は60万〜200万円程度と幅があります。導入時にまとまったお金が出ていくので一時的な負担は大きいですが、金利や手数料が乗らない分、5年以上使うことを考えると支払総額はもっとも安く済む方法です。
手元資金に余裕があって、トータルの経費をとにかく抑えたいという企業向きです。購入したUTMは固定資産になるので、減価償却で数年に分けて費用計上します。なお、一括購入でもライセンスには有効期間があり、期間満了後の扱いはメーカーによって異なります。たとえば5年契約の場合、満了後に1年単位で更新できるメーカーもあれば、更新自体ができないメーカーもあります。
更新できる場合でも、利用年数の上限は最長7年程度に設定されているケースがほとんどです。また、はじめから6〜7年の利用を想定しているなら、5年契約+1年更新を重ねるよりも、最初から6年・7年ライセンスを選ぶほうがトータルで安くなります。導入前にメーカーごとのライセンス体系を確認しておくことが大切です。

「月額が安い=お得」とは限りません。リース・レンタル・購入のどれが得かは、契約期間全体の支払総額で比べるのが鉄則です。

自社にとってオーバースペックでもなく、かといって防御力が足りないわけでもない「ちょうどいい」金額を探るのは、なかなか骨が折れます。ネットワークにつながるPCや通信機器が増えるほど、UTMに求められる処理能力は上がり、それに応じてグレードと価格が変わります。規模別の具体的な金額感をまとめました。
接続台数10〜30台未満の小規模オフィスでは、UTM本体の価格相場はだいたい60万〜100万円程度です。通常の事務作業やメール、小規模なクラウドサービスの利用がメインであれば、エントリークラスの機器で十分なセキュリティと通信速度を確保できます。
ただ、最近は小規模オフィスでもWeb会議の頻度がかなり増えていて、映像と音声のデータが帯域を食うケースが増えています。人数だけで判断せず、動画通信や大きなファイルのやり取りが多い業務なら、通信の遅延を避けるために一段上のグレードも視野に入れたほうがいいかもしれません。

ここで言う「台数」はパソコンだけではありません。スマホ、タブレット、複合機、ゲストWi-Fi端末なども含めた合計で考えてください。実際に数えてみると、従業員数の2〜3倍になることも珍しくありません。
接続台数30〜50台の中規模オフィスだと、本体価格は100万〜150万円あたりが妥当なラインです。このクラスになると、暗号化通信の検査機能がより高度になり、多数の同時接続をさばける処理エンジンを載せた機種が選択肢に入ってきます。
50名近い社員がいっせいにクラウドの業務アプリにアクセスしながら、外部とのファイル共有やビデオ会議もこなす。そんな状況でもUTMがボトルネックにならないよう、処理性能に余裕を持たせておきたいところです。セキュリティ性能と業務効率のバランスが一番シビアに問われる規模なので、実績のある定番モデルを選んで安定稼働を優先するのが無難です。
接続台数が50〜100台超の大規模オフィスや、複数の支店・営業所をVPNでつないで通信を本社に集約するような環境では、本体価格150万円以上の投資が必要になります。人数が多いだけでなく、複合機やサーバー、各種IoT機器からの通信も膨大で、スループットの要件が一気に上がるためです。
ここまでの規模になると、機器の安さより「どんな状況でも業務を止めない処理能力と耐障害性」のほうが大事です。トラフィックの急増にUTMが耐えきれずフリーズすれば、会社の業務そのものが止まります。ハードウェアのスペックには余裕を持たせたハイエンドモデルを選んでおくのが基本です。



値段の安さや営業トークだけで機種を決めてしまうと、あとになって「通信が遅くなった」「サポートが手薄だった」と後悔しかねません。見積もりを並べて比べる前に、社内でやっておくべき選定の進め方を3つにまとめます。
UTM選びで一番やりがちな失敗は、いまの従業員数だけを見てスペックを決めてしまうことです。いまのオフィスでは、一人にPC1台とは限りません。会社支給のスマホやタブレット、ネットワーク接続の複合機、受付のシステム、来客向けのゲストWi-Fiにつなぐ端末まで、UTMを通るデバイスは思った以上にたくさんあります。
加えて、今後の事業拡大で人が増えたり、新しいIT機器を導入する予定も織り込んでおく必要があります。同じ機器を5年は使い続ける前提で、いまの接続台数の1.5〜2倍のトラフィックが来ても余裕で処理できるスペックの製品を選んでおくのが、長期的に安定運用するためのコツです。
UTMはネットワーク機器ですから、どんなに高性能でも壊れるときは壊れます。問題は、そのとき復旧までの道筋がきちんと用意されているかどうかです。
メーカーの標準保守は「センドバック(機器をメーカーへ送付して修理・交換)」が基本です。つまり物理的な故障が起きた場合、お客様自身で故障した機器を取り外し、メーカーへ配送する手順が発生します。代替機が届くまでの間、ネットワークが使えない、あるいはセキュリティが効かない状態で通信せざるを得ないケースもあり得ます。
社内にIT専任の担当者がいない会社にとって、この一連の対応を自力でこなすのはかなりのハードルです。そうした場合は、オフィスのIT機器トラブルを幅広くサポートしてくれる保守サービスをあわせて契約しておくと、UTMに限らず機器まわりのトラブルをまとめて任せられるので安心です。

保守契約を比較するときは、「故障したらどんな手順で復旧するのか」「自社で対応しなければならない範囲はどこまでか」を具体的に確認しましょう。「迅速に対応します」のような曖昧な説明しかない場合は要注意です。
UTMメーカーはそれぞれ強みも価格帯も違いますし、どの会社にも万能な「唯一の正解」はありません。1社のメーカーしか扱っていない販売店に相談すると、自社にはオーバースペックだったり、逆に性能が足りない製品を勧められるリスクがあります。
いい機種を見つけるには、国内外の複数メーカーをフラットに扱えるマルチベンダーに相談して、相見積もりを取ること。自社の業務内容やネットワーク環境をしっかり伝えたうえで、メーカーごとの良い点・悪い点を公平に教えてくれる業者をパートナーに選ぶのが、後悔しない機種選定の一番の近道です。

ここまで価格相場や選び方のポイントを見てきました。製品選びはもちろん大切ですが、実はどこで導入するかによっても、価格やサポートの質に大きな差が出ます。
ここからは、当社が多くの中小企業に選ばれている理由を具体的にご紹介します。
弊社は長年の販売実績と全国規模の顧客基盤をもとに、UTMをメーカーから大量にまとめて仕入れているため、市場相場より低価格でご提案可能です。
さらに、リース契約でも一括購入でも「本体価格に契約期間分のライセンス料が含まれています。導入から数年経って「ウイルス定義ファイルの更新に追加で数十万円かかります」と突然請求されるようなこともく、予算どおりの金額でセキュリティ環境を維持できます。

「見積もり金額は安いのに、あとからライセンス更新費を請求された」というご相談は実際によくある話です。弊社ではライセンス料込みの価格をご提示しているので、契約後の追加請求はありません。
弊社は特定のメーカー1社だけを扱う販売店ではありません。CheckPoint、Neusoft、WatchGuard、Fortinetといったグローバルメーカーから、サクサ、ワイズ、フーバーブレイン、アレクソンといった国内メーカーまで、幅広いラインナップのなかからお客様の環境に合った1台をご提案します。
複数メーカーを取り扱っているからこそ、製品ごとの得意分野や価格帯を比較したうえでご提案できます。無理に特定の製品を勧めることはせず、お客様の規模・用途・予算に合った選択肢だけをお出ししています。
UTMは、置いただけでは本来の力を発揮しません。社内のネットワーク環境に合わせた細かいルーティング設定や、業務に差し支えないようにするアプリケーション制御の調整など、導入時の専門的な作業が欠かせません。弊社では、事前のネットワーク調査から設置、初期設定まで、一貫してサポートします。
導入後も、ファームウェアの自動更新、サイバー攻撃検知時のアラート対応、故障時の保守サポートなど、困ったことがあればお気軽にご相談いただけます。
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ファイアウォールは、外部からの不正な通信をブロックする「門番」のような機能です。一方UTMは、ファイアウォールに加えてアンチウイルス、不正侵入防御(IPS)、Webフィルタリング、迷惑メール対策など複数のセキュリティ機能を1台にまとめたものです。個別にセキュリティ製品を揃えるよりも管理がシンプルになるため、専任のIT担当がいない中小企業では特に導入しやすい仕組みになっています。
UTMはネットワークの出入口を守る機器なので、それ1台で全てのリスクをカバーできるわけではありません。たとえば、従業員が不審なメールの添付ファイルを開いてしまうリスクや、USBメモリ経由のウイルス感染などはUTMだけでは防ぎきれません。各端末へのウイルス対策ソフトの導入や、社内でのセキュリティ意識を高める取り組みも合わせて行うことで、より実効性のある対策になります。

原則として、リース契約期間中の機種変更はできません。リースは契約時に定めた期間(5〜7年が一般的)を満了するまで同じ機器を使い続ける前提の契約です。どうしても入れ替えが必要な場合は、残りのリース料を一括で支払ったうえで新たに契約を結び直す形になります。そのため、導入時の機種選定では将来の通信量の増加も見込んで、ある程度スペックに余裕のある製品を選んでおくことが大切です。
UTMの導入は、機器の価格だけで見ると思わぬ落とし穴にはまることがあります。ハードウェアの処理能力、長期にわたるライセンスの維持費、いざというときの保守サポート。この3つのトータルバランスが、セキュリティの実質的な価値を決めます。
サイバー攻撃の手口は年々巧妙になっており、中小企業も決して例外ではありません。「何から始めればいいかわからない」「今の環境で本当に大丈夫か不安」という方は、まずお気軽にご相談ください。現在のネットワーク環境をお聞きしたうえで、貴社に合った選択肢をご提案します。
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